2024年5月15日水曜日

今の自分チェックシート

 

興味がありましたら、ぜひ以下をチェックしてみてください


今の自分チェックシート


自己概念とは、自分の体や性格、能力を主観点にどう見ているかということ

簡単に言うと、自己イメージ・自己評価です

「私は体が小さい」とか「私は明るい人間だ」「私は足が速い」とか「私は気が短い」「私は自信がない」とかです


世界像は、自分の周囲の環境(世界、世の中、人生、学校や職場、家庭など)をどう見ているか

「世界は平和だ」「世界は紛争が絶えない」とか、「人生は甘くないな」とか「Aさんは良い人だ」「Bさんは性格が悪いな」などです


どちらも点数が高ければ、良いイメージを持っているということです

自己概念の高さ・世界像の点数がどちらも16点以上の人は、自分と世の中に対して肯定的で、周囲とは良い関係を築けているといってよいかと思います


9~15点の人は、やや肯定的 課題はあるものの、大きな問題はないのではないかと思います

8点以下の人(実は今の私です… 合計5点でした)は自己概念もしくは世界観に対してかなり否定的に生きているといえます


このチェックシートはアドラー心理学に基づくものです

このチェックシートの結果は自分を変えるきっかけになる最初の材料です

2024年5月8日水曜日

先を見通す力

 小学生や中学1年の子に

「5年後はどうなっていると思う?」と聞いても

なかなか具体的な話は出てこないとは思う


ですが、私が経験した中で

母校(高校)の野球部外部コーチをしていたとき、見聞きしたのですが

あるAという選手と進路の話を監督さんとしていました

その選手は、残念ながらベンチ入りメンバーになることは一度もなく

プレーも学業成績もぱっとしないうえに、時々反抗的な態度を見せることもある選手でした


監督「大学でも、野球を続けたいのか?」

選手A「はい」

監督「具体的にはどこだ?」

選手A「六大学で法政です 東都も考えています」

監督「はぁ…???」


高校3年生です…

もう、現在の自己評価をきちんとできていないといけない年齢ではないかと思うのですが

このような考えの選手がいました

このような場合、親も理解できていないパターンだと思うので

監督や教員があきれる前に、きちんとした支援が必要だなと感じました


少年野球を見ていても

子供たちではなく

指導者と保護者 この人たちに

5年先とまでは言わないが、3年先見通す力もないんだろうなという人が

たくさんいます

スタンドでギャーギャー騒いで

いい大人が、子供相手チームのミスで得点してドカーンと沸いて

目の前の試合結果に一喜一憂している人とか

ただ目先の試合に勝ちたいだけの練習だけして、ただやみくもに練習試合を組んで

トレーニングメニューも組まない、コンディショニングメニューも無視している

という監督など

全く選手の先のことなど考えていなくて、自己満足の大人がたくさんいます


この「見通し力」の弱さは犯罪につながることもあります。


児童精神科医で 、医療少年院で問題を抱える

たくさんの少年を診てこられた宮口幸治先生の著書

どうしても頑張れない人たち~ケーキの切れない非行少年たち2 

で伝えられています

起用見深いので是非、読んでみてください 以下と合わせて


選手はもちろんですが

関わる大人や親にも先を見通す力がないとヤバいことになると思います

もちろん、人の人生は見通し通りに事が運ぶものではありませんが

見通し力がないと

選手は堅実な目標を立てられませんし、きちんとした判断もできませんし

関わる大人や親も子の力がないと、選手の意思を踏みにじって暴走し

選手にストレスをかけ続けるだけです

ルサンチマン系の親のほとんどは、子に裏切られるし

そのような監督がいるチームは、どんどん部員が減ります


2024年5月6日月曜日

誰でも「頑張ればできる」と思いこんでいる

 当チーム、GW期間中は

他のチームとは違って、試合数は抑え

練習とトレーニングを主として過ごしました

家族サービスに当てるご家庭もあり

当チームは、そういった時間も尊重しており

なるべく大型連休の時期には試合を多く入れることは控えております


2024年4月30日火曜日

当チームは目先の大会や試合のために合わせて練習することはありません

 当チームでは、ソフトボールをティースタンドに置いての実戦形式を行っています

あまりにも打球が飛ばないなぁ…

というのと

バットを最後まで振り切らないなぁ…

というのと

たまにいるのが、他のチームから移籍してきた子で

ロクにバットも振り切れないのに、当てにいって右方向に転がす…という

下手な野球を、下手な大人に教えられているパターンもあり

とにかく当チームの打撃は選手の5年後、10年後のことを考え

「振り切る」「遠くに飛ばす」 

これのみ。を徹底しておこなっています

そのために、これはあくまでも一つの例ですが

大きくて少し重量のあるソフトボールを使った練習や実戦形式を取り入れています

その他にも、あるシーンを抜き取って、そのプレーをゲーム形式にしてみたり、タイムを競わせたり、いろいろな取り組みを考えています

とにかく、当チームは目先の大会や試合のために合わせて練習することはありません


現在、GW中は高円宮杯マクドナルドトーナメント各市予選の最中だと思いますが

いわゆる「タタキ」をつかったり

初回から送りバントを連発してきたり

3塁に進めば、すぐにスクイズ これも1試合に何度も連発

セーフティースクイズさせたり(私はこの作戦をとる監督が嫌い 理由は指導者の責任放棄作戦だから)


あちらこちらでこんなことばかりしているチーム、まだ一部にはあるんだろうなと思います


こんなことを今させて、選手に何の意味があるのか?

それ、5年後、10年後の選手のためになっているの?

選手の将来もきちんと考えることができない、想像もできない指導者で大丈夫か?

指導者や親のアンタが勝ちたがってどうするのか? 成長を見守る気ないのか?

一部保護者のスタンドでの態度… やばくないか? デカい声出して 大人げない…

相手チームの選手のエラーで湧く大人とか… 異常だと思わないか?


ホント、まだこういうチームや大人は多いです 見るし、噂も聞くし

インスタグラムとか見てると、辟易とするようなチームもあります(こういう人やチームがあるんだなぁ… 保護者がやってるのかなぁ、だとチームとしたら困るなぁ…といろいろ想像して、当チームのリスク管理の参考とさせてもらっていますが)

私は、個人的には小学生の全国大会開催自体は否定的ではないですが

「小学生の甲子園」とか、このような表現に無駄に煽られて

全く意味のない勝利至上主義に暴走する大人(指導者も親も)を見ると、間違っているよなぁと常々思っています

2024年4月23日火曜日

学校と少年野球チームの違い

野球の練習に行くのは楽しいが

学校に行くのはあんまり楽しくない…

私も子供の頃そういう時期がありました

ウチの選手と私がよく話す中で

同じように感じている選手も数名います(たぶん、どこにでもいると思いますが)


ウチは現在、33の学校から選手が来ていますが

私がスカウティングして集めているわけではありません

単に野球が好きで、ウチに来てくれています


甲本ヒロト

学校に居場所がない子に言ってあげられることはありますか?

という質問に対して、答えた話です。

「居場所あるよ。席あるじゃん。そこに黙って座ってりゃいいんだよ。友達なんていなくて当たり前なんだから。友達じゃねぇよ、クラスメイトなんて。たまたま同じ年に生まれた近所の奴が同じ部屋に集められただけじゃん。」


「趣味も違うのに友達になれるわけないじゃん。山手線に乗ってて、『はい、この車両全員仲よく友達ね』って言われても、『いや、偶然今一緒に乗ってるだけなんですけど』って。友達じゃねぇよ。」


「ただ、友達じゃないけどさ、喧嘩せず自分が降りる駅まで平和に乗ってられなきゃダメじゃない?その訓練じゃないか、学校は。友達でもない仲よしでもない好きでもない連中と喧嘩しないで平穏に暮らす練習をするのが学校じゃないか。だからいいよ、友達なんかいなくても。」


共感しかないです 私も小中学校はこういう場だと思います


だからこそ、少年野球チームというのはそうであってはいけないと思っています

学校との共通点はなるべく少なくしたい

そもそもマンガのドラえもんみたいに、近所の子の寄せ集めで野球チーム作るのは限界がある時代だし(少ないから、野球が好きでもないのにただ強引に集められた子もいたり)

近所だから気を使っているのか、全く必要ない大人の事情が入りまくってきます

学校生活でできた上下関係をそのまま野球チームに選手は持ち込んできますし

ウチのチームだと

好きなポジションに勝手に就いて、居場所を自分で作ればいいし

居場所がみつからなければ、自動的に投手だし笑

好きで集まってる同志なら友達になりやすいだろうし(別に必ずしも友達になることもないですし)

仲のいいやつとけんかすることもたまにあっていいと思っています

合わないと思った親子は、すぐにやめていってくれますし

「生きづらさ」を感じている(この先それを感じそうな)選手もすぐに見つけることができます

2024年4月16日火曜日

「待つ」

我がチームですが

昨年できたばかりのチームとはいえ

発足当初から、それなりの部員数で

はたから見て戦力的には普通にそろっていました。

現在は、部員数45名と富山県内ですとかなり部員数の多いチームだと思います。


ですが

公式戦はおろか、練習試合でもほとんど勝ったことがありません。

最初のころは結構、ストレスでしたが…


ですが

「いったい、誰のための野球だ?」

「選手がやること。 自分の思い通りになるわけないし、彼らにはその必要もない」

ということを、ここ最近冷静に考えられるようになってからはストレスは消えました。

我慢をしているということもないです。

もちろん、負けを選手や保護者やその他関係者のせいにしているというわけでもありません。


選手には「悔しい」とか「もっとうまくなりたい」とかは思ってほしいです。

我々の時代の指導者ですと

「悔しくねえのか?」とか

「気持ちが弱いな」とか(これ、自分より弱い立場の子供とかに言う人ほど、自分が弱い)

なんなら、私の高校時代のW-UpとC-Downの連帯歩調の掛け声に

「闘争心!! ウー よっしゃあーー」とか言わされてましたし(「声が小さい!」とかで、30周くらい走らされたこともあります)

いろんなこと言ったり、やらせたりで、火をつけさせようとしますが

私は意味がないと思います。

今の子もですが、昔の子もそうだったと思います。

少なくとも、50歳過ぎた私ですが

子供の頃に、こんな事山ほど言われ続けて

我慢はしてきましたけど(おかげでいいたいことも言えない人になりましたが)

奮い立ったことは一度もありませんでした。


そう思えるまで

「待つ」

「教育とは、その人を信じて待つこと」


今の時代の少年野球指導者に求められるものは

これに尽きるのではないかと思います。

良い人材がたくさん育つ組織は、これが徹底されているのだそうです。

ウチの選手らが大人になって社会に出て

人に教育をしなければいけない立場になったときに

ちゃんと「待てる」人になっているように

そのためには私自身が今ちゃんと彼らのことを「待てる」人でいるように

もっと勉強していかないと。と強く思っております。

2024年4月14日日曜日

SNS

 この時期、殆どのチームは

高円宮杯マクドナルドトーナメント地区予選に向けて、活動しているのではないかと思います。

Instagramなどでよく「必勝祈願に行きました!」とか上がってきますし

大会前の調整みたいなショート動画も見受けられます。

なんか、大人(保護者)がSNS上でただはしゃいでいるだけのような…。

そんな気がするのは私だけでしょうか?


当チームは連盟には所属していないので、高円宮杯は出ません。

連盟に属して、試合スケジュールをタイトにすることが

高校野球からその上をを見据える選手にとって、どれほどの価値があるのかを考えたら

それほど意味がないと考えたからです。


で、その間はきっちり全学年トレーニング期間としました。

「今の結果より、5年後・10年後・15年後を見据えた指導」

ここだけは絶対にブレないチームです。


興味ある方は是非、練習見学にお越しください

2024年4月4日木曜日

当チーム初めての卒団生

先日、当チームで昨年の秋から

イップスにハマってしまい困り果てて

当チームの練習に参加していた中学3年(4月から高校1年)の選手より

卒業ということで、お手紙をいただきました


 決してひけらかすつもりではありません



この子は関西の超強豪校に進学が決まっていましたが、イップス持ちでした

中学のチームで適切な指導を受けることができず
「自分にスキがあるからだろ!」
とか
「気持ちが弱いからだろ!」
で片付けられてしまい…
このような感じで、中学卒業後
野球を続けない子が野球レベルワースト1の富山県にはたくさんいます。(ちなみに高校の監督もヤバい人が結構います)

イップスとの付き合い方も知らないまま、あの学校にいったら、3年間ノーチャンスでしょう…

当チームは
小中学時代の実績など微塵も興味ありません
ウチの門を叩いた選手の5年後、10年後の野球人生に
親身に真面目に
そして本気の本気で、協力したいなと思っています


体験入部・見学の話を多くいただいています



4月に入って、昨日富山も開花宣言が出されました。

当チームも今月に入り、体験入部・見学の話を多くいただいています。

大変ありがたいことです。

50名規模のチームになりそうな状況でして…



いろんな選手がいます

〇柔道をしてきたが、野球もしたくなったので入部した

〇バスケットボールをしてきたが、野球がしたくなったので入部した

〇小学生で、ある国家資格をコンプリートした選手

〇甲子園に行きたいのでここに入部した

〇他にやりたいことがあるので、週末のみの活動であるウチのチームに入部した


多様化してきていますが

それぞれ接してみると、ホント彼らの将来が楽しみですし

こちらも

「今の私のままでは彼らに協力できる野球人ではないな もっといろいろ学ばないと」

と思わせてくれます。


チーム設立2年目でまだまだですが

チームを立ち上げてよかったなと、最近はつくづく思います。


2024年4月1日月曜日

新入部員

4月になり、新入部員が4名入る予定です。

昨冬には、6年(4月より中1)が3名入部してきて

創部1年で、45名と

私が当初想定していた規模を大きく超えました。


45名いれば、45通りの選手がいて

45通りの野球人生があり、45名の出会いがあります。

なので、毎週末の野球が非常に楽しみです。


これまでの野球界の考えでは

まず、受け入れてもらえるチームはないと思われる

他のスポーツとの二刀流の選手や

学校の授業よりさらに進んで学業に力を入れている文武両道の選手など

当チームには多く在籍することが特徴です。

ディオン・サンダースロス・オーレンドルフマイク・ムシーナみたいな選手が出てこないか…

と、我々指導者も夢が持てます。


ますます、楽しみなチームになってきました。

2024年3月29日金曜日

今季初の対外試合

 先週末、今年初の対外試合(練習試合ではなく、大会)がありました。

まぁ…。 結果は散々なものでして。

昨年からずっとこんな感じなのですが

正直、私も中学・高校野球を指導してきて

昨年、小学生の野球を腰据えて1年間見てきましたが


先日対戦させていただいたチームさんは、以下のようなことはしなかったことを先に述べておきまして…。


「小学生の野球の試合で勝つ戦術」は

野球界のため、ひとりの大人として

とってはいけない戦術が非常に多いなと感じました。


捕手が弱肩(2塁までにまともに届かない)のが分かっていて、盗塁のサインを出すのは

まともな大人がやることではないなと思いました。

それでもノーサインで勝手に走る子には、


「それは『勝負』とは言わないから。チームのため、君の将来のために今日は走らないでくれ」


と話しています。


当チームはスクイズもしません。

基本、警戒してそれに対応できる小学生バッテリーはいません。

そんな中で、スクイズさせても何も学ぶことがないだけです。

気持ちいいのは、小学生指導者とは何ぞやということが分かっていない勘違い監督だけです。

1試合に2発も、3発もスクイズをかまして

シャカリキになって勝ちにくるバカ監督もいました。(おそらく、相手は「相手の選手と監督はバカだな」と思っていると思いますが)

かなり多いですよ、富山県にはこんな少年野球監督…。

2024年3月24日日曜日

3月も後半になり

3月も後半になり、卒業式も終えて
早速、今年度初めての試合(あっさり負けましたが…)も行いました。

実は当チームに
県外の超強豪校に進学予定の中学3年生が一名
昨年の秋頃より練習に合流していました。

あるきっかけで、送球の「イップス」となってしまい
所属チームの指導者からは
「そんなもん、しらんわぁ 自分で何とかせい」
と、にべもないような態度で言われ、特に適切な指導を受けることもなく…
そんな状況で、私に相談があり
「じゃあ、うちで一生練習しましょう」
ということになりました。

私を含めた当チームの指導陣は
もちろん、技術的なこともそうですが
イップスになる人によくある傾向で「筋肉でプレー」しているので
そのあたりのイメージを作り変えることなど
いろいろ、本人とコミュニケーションとりながら進めてきました。
今となっては、全く問題なく近距離のスローイングもスムーズにできるようになっています。
かといって、イップスというのは治るものではなく、また何かのタイミングで発症しやすいものなので、「イップスとの付き合い方」もいろいろ本人と話しながら、伝えてきました。
おそらく、もう大丈夫でしょう。

今週末の練習を最後に、富山を離れ
「野球人生・最初の勝負」の3年間に旅立ちます。
ウチの選手の面倒もよく見てくれていましたので
むしろその点で、学ぶことが多かったのではないかなと感じるほど
年下の子にきちんと接してくれていました。
私も、ウチの選手にも良い出会いになったと思っております。