2024年4月16日火曜日

「待つ」

我がチームですが

昨年できたばかりのチームとはいえ

発足当初から、それなりの部員数で

はたから見て戦力的には普通にそろっていました。

現在は、部員数45名と富山県内ですとかなり部員数の多いチームだと思います。


ですが

公式戦はおろか、練習試合でもほとんど勝ったことがありません。

最初のころは結構、ストレスでしたが…


ですが

「いったい、誰のための野球だ?」

「選手がやること。 自分の思い通りになるわけないし、彼らにはその必要もない」

ということを、ここ最近冷静に考えられるようになってからはストレスは消えました。

我慢をしているということもないです。

もちろん、負けを選手や保護者やその他関係者のせいにしているというわけでもありません。


選手には「悔しい」とか「もっとうまくなりたい」とかは思ってほしいです。

我々の時代の指導者ですと

「悔しくねえのか?」とか

「気持ちが弱いな」とか(これ、自分より弱い立場の子供とかに言う人ほど、自分が弱い)

なんなら、私の高校時代のW-UpとC-Downの連帯歩調の掛け声に

「闘争心!! ウー よっしゃあーー」とか言わされてましたし(「声が小さい!」とかで、30周くらい走らされたこともあります)

いろんなこと言ったり、やらせたりで、火をつけさせようとしますが

私は意味がないと思います。

今の子もですが、昔の子もそうだったと思います。

少なくとも、50歳過ぎた私ですが

子供の頃に、こんな事山ほど言われ続けて

我慢はしてきましたけど(おかげでいいたいことも言えない人になりましたが)

奮い立ったことは一度もありませんでした。


そう思えるまで

「待つ」

「教育とは、その人を信じて待つこと」


今の時代の少年野球指導者に求められるものは

これに尽きるのではないかと思います。

良い人材がたくさん育つ組織は、これが徹底されているのだそうです。

ウチの選手らが大人になって社会に出て

人に教育をしなければいけない立場になったときに

ちゃんと「待てる」人になっているように

そのためには私自身が今ちゃんと彼らのことを「待てる」人でいるように

もっと勉強していかないと。と強く思っております。

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